
今回は、なごみで活躍する作業療法士(以下、OT)、藤田先生にインタビューしました。
現場の第一線で働くからこそ見えてくる「リアルな日常」や、教科書通りにはいかないからこそ面白い支援の裏側。
藤田先生の言葉を通じて、なごみの療育を知っていただければ幸いです。
—まずは、作業療法士を目指したきっかけを教えてください。
正直に言うと、高校3年生の冬まで全く考えていませんでした(笑)。最初は養護教諭になりたかったんです。でも、志望校の検討や学力の兼ね合いで進路に迷いがあって。
そもそも理系に進んだのも、高1の時に先生から「お前は文系だ、理系は無理だ」と言われたのが悔しくて、「絶対理系に行ってやる!」と意地になったのがきっかけなんです。
その流れで、受験時に「第1志望:放射線学科、第2志望:作業療法学科…」と併願して書いたところ、合格したのが第2志望の作業療法でした。
それがこの道に入った本当の理由です。
—大学に入ってからは、すぐに作業療法にのめり込んだのでしょうか?
いえ、実は大学時代も「本当にこの仕事をするのかな」と半信半疑でした。当時は高齢者リハビリに対してあまり乗り気になれず、「一般企業に就職しようかな」と考えていた時期もあります。
転機は、大学2年生の終わりに「なごみ」でアルバイトを始めたことでした。同級生に誘われたのがきっかけですが、そこで出会った先輩OTの姿に衝撃を受けたんです。
子供たちと全力で遊び、感覚統合療法(ブランコなどを使ったリハビリ)を自分も楽しみながら実践している。
その様子を見て「小児の分野なら、自分も楽しく、やりがいを持って働けるかもしれない」と、初めてOTとしての自分を具体的にイメージできるようになりました。
—現在は正社員として2年目ですね。心境の変化はありますか?
すごくあります。
最近、上司が退職したこともあり、自分が「指示を待つ側」から「お願いをし、リーダーシップをとる側」へと変わらざるを得ない状況になりました。
同年代の作業療法士の友人と話すと、まだ「先輩が厳しくて…」といった悩みが多い時期ですが、僕は今、現場の運営や責任ある仕事を任せてもらっています。
考えることが多く大変ですが、その分「社会人として、専門職として、早く成長させてもらっている」という自覚が芽生え、最近ようやくOTとしての意識がしっかり固まってきたと感じています。
—今後、なごみで取り組んでいきたいことは何ですか?
なごみの強みである「集団療育」をベースにしつつ、一人ひとりの「個」の評価(アセスメント)をもっと深めていきたいです。
先日も、一人の子の評価をじっくり行う機会がありました。その結果、「この子は体幹が弱いから、学習に集中し続けるのが難しいんだ」といった具体的な背景が見えてきたんです。
「集中力がない」と一括りにするのではなく、専門的な視点で原因を紐解き、それを日々の関わりや支援に繋げていく。
そんな「個別の深い視点」を持ったOTとして、なごみの領域をより強くしていきたいですね。
—最後になごみへの就職を考えている方へ、メッセージをお願いします。
なごみの魅力は、大きく2つあると思っています。
1つは、スタッフや子ども達とコミュニケーションが取りやすいことです。
先生という立場ではなく、子供たちの成長を一番近くで見守るパートナーとして関われます。その分、子供たちの変化をダイレクトに感じられやりがいを感じます。
もう1つは、専門的な環境。
特に感覚統合には力を入れていて、室内にブランコなどの本格的な設備がある事業所は、北海道内でも本当に数えるほどです。
「若いうちからどんどん経験を積みたい」「子供たちの成長を、遊びや活動を通して支えたい」という方には、これ以上ないほど面白い環境だと思います。
ぜひ、一緒に楽しく働きましょう!
