
「発達障がいって治るのか?」「ずっとこのまま変わらないのかな?」
お子さまの将来を不安に思っていませんか?
実は、発達障がいは病気ではなく、生まれ持った脳の特性なので完治は難しいといわれています。しかし、症状を日常での関わりや療育によって症状を緩和していくこともできます。
そこで今回は、札幌市清田区里塚にある児童発達支援・放課後等デイサービス「こどもデイサービスセンター なごみ」が、発達障がいは治るのかや今後のお子さまへの向き合い方、そして親御さまにお願いしたいサポートをご紹介していきます。
そして、お子さまの成長を温かく見守り、明るい未来を築くためのヒントにしていただけると幸いです。
発達障がいは治るのか?発達障がいは病気ではなく特性
発達障がいは病気ではなく、生まれ持った特性なので、完治は難しいと言われています。投薬治療も行われる場合がありますが、障がいを治すものではなく、症状の緩和が目的です。
特性そのものを治すことはできなくても、周囲の理解や、療育などを通して、食事や排泄、身支度といった日常生活に必要なスキルを身につけることで、日常生活をスムーズに送れるようになります。
今日からできる発達障がいとの向き合い方

まずは、発達障がいについてやお子さまについて理解することが大切です。専門家などのアドバイスをもとに、知識を深めましょう。そしてお子さまの特性を認め「そのままのあなたが大好き」などお子さまのありのままを認めることがとても大切です。
発達障がいの特性の困りごとを理解する
発達障がいは大きく分けると「自閉スペクトラム症(ASD)」「注意欠如・多動症(ADHD)」「学習障がい(LD)」の3種類に分類されます。
発達障がいの特性は、必ず1つというわけではなく、複数が重なっている場合も多く診断が難しいと言われています。
また、知的な障がいが伴う場合もあれば、伴わない場合もあるなど、みんなが同じ特性を持っているわけではありません。
発達障がいそれぞれの特性の困りごとについて解説していきます。
- コミュニケーションがうまく取れない
- 人との関わりが苦手
- (物・事柄に)強いこだわりがある
- 感覚が敏感、または鈍感など、感覚にかたよりがある
- 多動性…じっと座っていられない、しゃべり続ける、話に割って入る
- 不注意…物をなくす、計算ミスが多い、いつもぼーっとしている
- 衝動性…順番が待てない、気になったら行動せずにはいられない、計画が苦手
知的な発達の遅れはないものの、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算・推論する」能力のうち、特定の課題の習得だけが、他に比べてうまくいかない状態
子どものありのままを認める

社会で自己肯定感の重要性が叫ばれる中、障がいのある子どもたちにとって、ありのままの自分を認めてもらえる経験は、大きな力になります。
「そのままのあなたが大好き」「あなたがあなたで良かった」という言葉は、お子さまにとって自己肯定感を高める魔法の言葉。
障がいのあるなしに関わらず、子どもたちは皆、親から愛され、受け入れられることで、自分のことを好きになれるのではないのでしょうか。
親ができる発達障がいのサポート
今回は、親御さまが今日からできる発達障がいがあるお子さまへの3つのサポート方法についてご紹介します。
お子さまのサポートはもちろん大切ですが、親御さま自身も無理せずリフレッシュすることも忘れずに!
専門家や周りのサポートを受けながら、皆でお子さまを支えていきましょう!
1、叱るより褒めよう
発達障がいの特性により、人を困らせてしまうことも少なくありません。しかし、それはわざと「困らせてやろう!」と思っているわけではありません。特性を理解せず叱り続けてしまうと、お子さまは自己肯定感が下がり、自信を失ってしまう可能性もあります。発達障がいのあるお子さまは、叱られても「何がいけなかったのか」が分かっていないことが多いのです。望ましくない行動をとった時に叱るよりも、望ましい行動を取ったときにすぐ褒める方が、望ましい行動が増えていきます。
2、休息を与える

発達障がいのあるお子さまは、友達とのコミュニケーションや学校での勉強に困難を感じることが少なくないため、疲れを感じやすい傾向にあります。
精神的なストレスが積み重なると、「うつ病」や「引きこもり」などの「二次障がい」を併発する可能性があるため、風邪を引いたわけではなくても、お子さまが休みたいと言ったときは、できるだけ意見を尊重し、休ませてあげることも大切です。
3、学校の先生やスクールカウンセラーと連携を取る

親御さまの目が届かない学校生活では、先生やスクールカウンセラーに相談することで、お子さまのことを気にかけてもらったり、サポートを得やすくなるかもしれません。
発達障がいの診断がない場合でも、心配ごとを相談しておくと、お子さまが困っている時には学校でのお子さまの様子や情報を共有してくれたり、学校への助けを依頼しやすくなります。
まとめ
発達障がいは治るのか?という問いに対して、完治は難しいというのが現状です。
しかし、適切な理解とサポートがあれば、お子さまの特性を活かしながら、楽しく過ごせる環境をつくることは可能です。
まずは、お子さまの特性を理解し、受け入れることから始めましょう。
そして、専門機関のアドバイスを受けながら、家庭でのサポートを続けていくことが大切です。
この記事が、発達障がいのあるお子さまを持つ親御さまの不安を少しでも軽減し、前向きな気持ちになれるきっかけになれば幸いです。
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