運動療育で変わる!発達特性・発達障害のお子さまの成長を促す効果とは?

運動療育で変わる!発達特性・発達障害のお子さまの成長を促す効果とは?

「うちの子、体を動かすのは大好きなんだけど、じっとしているのが苦手で…。」「発達に心配なところもあるし、運動療育って効果があるの?」

お子さまの発達に心配を抱える親御さんの中には、そう思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この記事では、札幌市清田区里塚にある児童発達支援・放課後等デイサービス「こどもデイサービスセンター なごみ」が、運動療育の効果や内容、実際に行う運動についてご紹介します。

運動療育とは何か?

「運動療育」とは運動を通じて運動能力の向上や体力づくりや精神、学習面、コミュニケーション能力を向上させる療育プログラムです。

お子さま自身が運動やスポーツを通じて自分に自信が持てるようになり、協調性やグループワークを身につけることができます。身体的および精神的な刺激によりストレスや不安を和らげることを目的にしています。

発達障がいの子どもにおける運動療育の重要性

運動は身体的な成長だけでなく、精神的な健康や社会的スキルの向上にも大きな役割を果たします。運動を通じて脳の発達が促進され、学習能力や集中力の向上が期待できるだけでなく、ストレスや不安の軽減にもつながります。

チームスポーツやグループ活動を通じて他者とのコミュニケーションを学ぶことで、社会性を育み、自己肯定感を高める効果もあります。このように運動は、子どもたちの健やかな心と体を育む上で、とても大切なものです。

運動療育がもたらす効果とメリット

人の話を聞くことが苦手だったお子さまは運動を通してさまざまな感覚を味わい、成功体験を重ねることで大きく成長できます。

  • 体のコントロールが上手になる
    全身を使う大きな動きや手指の細かな動きを行うと脳に刺激が与えられ、感覚の機能が統合されて体を上手に動かせるようになる
  • 体の発達が促される
    基礎体力がつき、体が丈夫になるという健康面でのメリットがある
  • 自己肯定感が高まる
    運動が少しずつできることが増えると自信を持てるようになる。達成感や褒められることで、次第に自己肯定感も高まる

運動療育の効果は体の発達やコントロールが上手くなり、下記のようにストレスが和らいで気持ちのコントロールができるようになっていきますよ。

運動療育は学習面にも良い影響を与える

運動療育において、学習支援と一緒に行うことで相乗効果が期待できます。

発達障がい特性を持つお子さまは集中力をコントロールするのが苦手なことが多く、学習面での困難さを感じていることがあります。

運動の効果を上げるには、学習と上手く組み合わせることが近道になりますよ。

運動療育と学習能力を組み合わせ
「動く」→「静かな時間」→「学習」が効果的で、運動のあとは頭の中が興奮した状態から収まらないので、 静かな時間を取り入れることでその後の学習に集中しやすくしています。

運動療育はストレスの軽減と感情のコントロールを育む

発達障がいのあるお子さまは、日ごろからストレスが高い状態にあります。

自分の気持ちや感情などを人に伝えるのが苦手なことが多く、感覚は他の人には理解しにくいデリケートなことなので、お子さまをよく観察し原因を見極めてあげることも大切です。

ストレス状態を解いてあげる1つの方法として、指先や足先を動かすような運動遊びを取り入れて感情をコントロールすることが大切ですよ。

療育施設での運動療育プログラム

引用:こどもデイサービスセンター なごみ

療育施設では感覚統合療法に基づき、遊びを通して感覚にアプローチすることで、感覚を整理・統合する力を育てる運動療育プログラムを取り入れてサポートをします。

各療育施設で種類は異なりますが、「こどもデイサービスセンター なごみ」ではトランポリンやハンモックなどで遊びながら感覚運動を育みます。

トランポリン

小型のトランポリンは、子どもたちが跳ねることで下半身の筋力と協調性を高めます。楽しさと運動効果を兼ね備え、エネルギーを発散させるのにも役立ちます。

ハンモック

ハンモックは包まれて揺らされることで、固有覚(自分がどこにいるのか)と前提覚(自分がどこに行くのか)を触覚に働きかけます。

トランポリンとハンモックは安全かつ楽しい方法で身体能力を向上させることができ、運動療育プログラムの重要な要素となっています。

自宅でできる運動療育のアイデア3つ紹介

親御さんがお子さまと一緒に運動する時間を作って積極的に褒めてあげることで、お子さまの自信を育むことができます。スペースを作って安全に遊べる環境を整えることや、運動器具を用意して遊ぶことも効果的ですね。

自宅で遊びながらできる療育は次の通りです。

1、手押し車でじゃんけん

体格が同じくらいの子をペアにして、まず前の子は腕立て伏せの姿勢になり、後ろの子は前の子の足の膝か太ももあたりをしっかり持ち2人で息を合わせてゆっくり前に進んでいきます。

前の子は手押し車のままじゃんけんをするには、片手だけで体重を支えなければいけないので、腕の支持力が強く刺激されます。

2、障がい物クマ歩き

準備することは床にはおもちゃや本、スリッパなど様々な形や大きさの障がい物を間隔を空けて配置しておきます。

クマのように四つんばいになって、障がい物をまたいだり避けながら歩いていきます。

障がい物の量や配置などで難易度調整をしながら行い、体のコントロール力を上げていきましょう。

3、ジグザグカンガルー

準備は床に縄をまっすぐに置きます。

両足をそろえたカンガルージャンプで、縄の左右をジグザクに跳びながら進んでいきます。

斜め前へ跳ぶので足がバラバラになりやすく、より足を閉じる意識を強く持つことや上半身との連動、次のジャンプへの素早い準備も必要になります。

遊びながら成功体験を一つ一つ積み重ねるサポートになって、お子さまの成長を感じられるでしょう。

まとめ

今回は札幌市清田区里塚にある児童発達支援・放課後等デイサービス「こどもデイサービスセンター なごみ」が発達障がいのお子さまに運動療育について紹介しました。

運動療育は「社会的スキルの向上」「学習能力や集中力の向上」「ストレス軽減」など子どもたちの総合的な成長を支えます。

運動療育について、少しでも疑問や質問があれば「こどもデイサービスセンター なごみ」や、お住まいの地域の窓口、専門機関に相談してみてくださいね。

「こどもデイサービスセンター なごみ」では、療育体験も受付けております

札幌市清田区里塚にある児童発達支援・放課後等デイサービス「こどもデイサービスセンター なごみ」では、発達に課題のある0歳から18歳までの児童をお預かりし、「書道・学習サポート・食育・花育・感覚統合」などを通しお子様へのサポートをおこなっています。

不安を抱えた親御さんの不安をわずかでも取り除ける場になるようサポートさせて頂きます。療育の体験をしていただくこともできますので、お近くの方は、お気軽にお問い合わせください。

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