療育は意味がない?そう思った時に知ってほしいこと

療育は意味がない?そう思った時に知ってほしいこと

お子さまの療育について、効果を実感できず「本当に必要なのかな」「このまま続けて意味があるのかな」と悩んでいませんか?

療育は、お子さまが将来、自分で問題を解決できる力を育むためのものです。専門家と親御さんが協力し、お子さまの「できること」を一つひとつ積み重ねていくことで、成長をサポートすることができます。

この記事では、札幌市清田区里塚にある児童発達支援・放課後等デイサービス「こどもデイサービスセンター なごみ」が、「療育は意味がない?」と感じてしまう理由や、療育の効果と期間について、具体的な事例を交えながらわかりやすく解説していきます。

さらに、ご自宅でできる療育についてもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

療育は意味がないと感じることが多い理由とは?

「療育」を検討されている方にとって、効果がどうなのか気になりますよね。

実際、療育を始めてみたものの、なかなか効果を実感できず「意味がないのでは…」と感じてしまう親御さんもいらっしゃるかもしれません。

では、なぜ療育は意味がないと感じてしまうのでしょうか?

短期間の療育で成長を期待している
療育は、お子さまのペースに合わせて、長い目で見ていくことが大切です。短期間で目に見える効果が出なくても、焦らずじっくりと取り組むことが重要です。

療育施設以外では実践していない
療育の効果を高めるためには、ご家庭でも療育で学んだことを実践することが重要です。療育施設と連携し、家庭でもできることを取り入れてみましょう。

療育が子どもの特性に合っていない
お子さまの特性に合った療育方法を選択することが大切です。もし、現在の療育方法が合っていないと感じたら、専門家にご相談ください。

療育の目的は「発達障がいを持つお子さまが日常生活や社会生活を送りやすくすること」です。

長い時間をかけて、困りごとを一つ一つ解決していくことが大切です。

親御さんと療育施設のスタッフで発達支援について協力しあって、家庭でもできることを実行していければいいですね。

療育を受ける意味とは?

発達障がいのお子さまは、一人ひとり抱える問題も特性も様々です。親御さんだけでお子さまと向き合うのは、時に疲れ果ててしまうこともありますよね。子育てのストレスを軽減し、お子さまの特性に合った指導を受けるためにも療育を活用してみてください。

療育は、お子さまの成長をサポートする上で、下記のような意味を持つと考えられています。

障がいの特性に早めに気づくことができる
療育を受けることで、早い時期に子どもの得意・不得意な分野を見極め、社会生活に必要なスキルを身につけることができるようになります。

特性を理解して対処できる
特性を理解することで、コミュニケーションの問題など、事前に困りごとを減らせるように、場面にあったやりとりについて学ぶことができます。

遊びや課題ができたことで自信を持てる
お子さまの特性に合った工夫をすれば、苦手なことも軽減され「できた!」という自信につながります。

療育の効果と期間

療育は、お子さまの発達をサポートする上でとても有効な手段ですが、すぐに効果がはっきり目に見えて現れたり、問題がすべて解決したりするわけではありません。

過度な期待を持ちすぎず、お子さまのペースに合わせて、根気強く取り組むことが大切です。

そして、ご家庭や学校といった日常生活の中で、療育で学んだことを実践していくことで、より効果を実感できるでしょう。

ここでは、早期療育が効果的といわれる理由と、どのくらいの期間まで続ければいいのかという疑問について見ていきましょう。

発達支援を早めに受けたほうがいいと言われる理由

早期に療育を受けた方が良いと言われるのは、お子さま自身が年齢を重ねるにつれて、周りの子たちと自分を比べてしまい、発達支援を受けることを拒否してしまうケースが多いからです。

周囲から孤立してしまうと、お子さまにとって辛いだけでなく、発達障がいの症状に加えて、うつ病やパニック障がいなどの二次障がいを併発するリスクが高まります。

そうなると、症状を軽減するのがますます困難になってしまう可能性も。

早期療育について不明な点があれば、専門家にご相談ください。

お子さまと親御さん、そして専門家が1つのチームとなって、一緒に困りごとを解消していきましょう。

「いつまで続けたらいいのか」という疑問について

療育は、いつまで続けなければならないという決まりはありません。

お子さま自身や保護者の方が「辞めさせたい」と感じる場合は、事前に施設の担当者に相談することをおすすめします。

本人が日常生活に必要なスキルを身につけている、保護者の方も「そろそろ卒業かな」と思うような場合は、無理に継続しなくても良いでしょう。

療育に悩んだら相談してみましょう

お子さまのことで気になることは、まずは身近な人に相談してみましょう。

相談することで気持ちが楽になるだけでなく、今後の対応のヒントが見つかることもあります。

  1. 身近な人に相談する
    乳幼児健診の保健師さんやかかりつけ医、小児科に相談してみましょう。
  2. 児童精神科などの専門の医療機関に相談する
    診断を行えるのは医療機関のみになります。児童神経科・小児精神科・発達外来など、子どもの発達に詳しい医師に相談することをおすすめします。
  3. 地域のサービスを利用して相談する
  • 子ども支援センター
  • 保健センター
  • 児童発達支援センター
  • 発達障がい者支援センター
  • 児童相談所
  • 市区町村の担当課

札幌市での相談の窓口をご覧になりたい方は、下記のホームページをご参照ください。

さっぽろ子育て相談ガイド:発達相談の窓口

相談してみることで情報が得られて悩みが解決することもあります。お一人で悩まず、ぜひ相談してみてくださいね。

自宅でもできる療育になる遊びをご紹介

自宅で遊びながらできる療育をご紹介します。

家庭でも療育を取り入れて、少しでも良い方向にしていきたいことでしょう。

お子さまと一緒に楽しみながら遊んでみませんか。

【バランス感覚を学べる遊び】バランスボール

バランスボールは身体的な発達を促します。バランスボールの上に座ってぽんぽんとはずむ、うつぶせになってお腹でバランスボールに乗るなどです。

【創造性を育む】積み木あそび

積み木を使って特定の形を作る活動は、空間認識能力と創造性を育むのに役立ちます。

積み木遊びでは色や形を識別や分類させることで、視覚的な識別能力を鍛えることができます。お子さまが楽しみながら感覚統合のスキルを自然と高めることができますよ。

自宅でもできて普段の何気ない遊びでも療育になる遊びがいろいろあります。

療育を早期開始して、お子さまの特性に合った指導を受けてみませんか。

お子さまにとって日常生活を過ごしやすい環境を整えてあげましょう。

まとめ

今回は札幌市清田区里塚にある児童発達支援・放課後等デイサービス「こどもデイサービスセンター なごみ」が発達障がいのお子さまに「療育の意味、継続の効果」について紹介しました。

療育の効果や発達支援を受ける意味はわかりづらく、お子さまの発達への影響が見えにくいため、疑問に感じることも多いでしょう。

専門職の助言を受けると、一人で悩むよりもスムーズに解決することがあります。

お子さまも園や学校以外の居場所を作れたり、特性に合わせて工夫された課題を通して自信をつけたりすることができますよ。

療育について、少しでも疑問や質問があれば、「こどもデイサービスセンター なごみ」や、お住まいの地域の窓口、専門機関に相談してみてくださいね。きっと、あなたに合った解決策が見つかります。

「こどもデイサービスセンター なごみ」では、療育体験も受付けております

札幌市清田区里塚にある児童発達支援・放課後等デイサービス「こどもデイサービスセンター なごみ」では、発達に課題のある0歳から18歳までの児童をお預かりし、「書道・学習サポート・食育・花育・感覚統合」などを通しお子様へのサポートをおこなっています。

不安を抱えた親御さんの不安をわずかでも取り除ける場になるようサポートさせて頂きます。療育の体験をしていただくこともできますので、お近くの方は、お気軽にお問い合わせください。

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