不登校の子にかける言葉|子どもの心に届く優しい声かけのヒント

不登校のお子様の保護者の方にとって、どんな言葉をかければよいか悩むことは少なくありません。励まそうとしてもプレッシャーになったり、逆に孤立感を強めてしまうこともあります。

この記事では、札幌市清田区里塚にある児童発達支援・放課後等デイサービス「こどもデイサービスセンター なごみ」が、安心感を与え自己肯定感を育む声かけのポイントや、避けるべき言葉を具体的に紹介します。

また、親御さん自身の心のケアや相談窓口の活用法も解説。不登校のお子様と向き合う中で、心に寄り添う言葉の大切さを考えていきましょう。

なぜ「言葉」が大切なのか?

不登校のお子様の保護者の方は、日々の声かけに悩みますよね。

どのように声をかければ子どもが心を開いてくれるのか、どんな言葉が負担にならないのか、迷うことも多いかもしれません。

子どもが抱える気持ちや不安を言葉でどう受け止めるかは、その後の心の状態や行動に大きな影響を及ぼすでしょう。

言葉には、子どもの安心感を生み出し、自信を取り戻す力がある一方、誤った言葉を使ってしまえば、孤立感や自己否定を強める場合もあるのです。

どのような言葉を選び、どのように伝えるかを理解することが、親子の信頼関係を築きながら不登校を乗り越える大切な一歩となります。

ここからは、子どもにかけるべき言葉と避けたい言葉などを詳しく紹介します。

不登校の子にかけるべき言葉

学校へ行けない日々を過ごしているお子様にとって、親からの言葉は思っている以上に大きな意味を持ちます。

励まそうと思ってかけたひと言が重荷になったり、何気ない一言に安心したりと、言葉がけ一つで、心の動きは変わってくるものです。

ここでは、「安心感を与えたいとき」「自己肯定感を育みたいとき」「将来に目を向けてほしいとき」それぞれの場面に寄り添った言葉がけを紹介します。

安心感を与える言葉

毎朝がつらそうに見えたり、部屋から出てこなかったりする様子に、不安を感じることもあるでしょう。

その際はまずお子様が「安心できる場所にいる」と感じられるような声かけを意識することが大切です。

声かけ例
  • 「今日はゆっくりしてて大丈夫だよ」
  • 「何も話したくないときは、それでも大丈夫だからね」
  • 「ここにいていいんだよ」
  • 「大丈夫、大丈夫!○○(子どもの名前)のペースで進もうね」

プレッシャーを与えない言葉を考え、お子様が自分のペースで過ごしていいと思える空気をつくることが、新しい一歩を踏み出すことにつながりそうです。

存在を肯定する声かけ

不登校が続くと、お子様自身が「自分には価値がないのでは」「私なんていなくていいのでは」と思い込んでしまうことがあるかもしれません。

その際に必要なのは、学校に行っているかどうかに関係なく、「あなたがここにいることが大切なんだ」と伝える声かけです。

声かけ例
  • 「〇〇がいてくれるだけでうれしいよ」
  • 「あなたのこと、ちゃんと見てるからね」
  • 「そのままの〇〇が大切だよ」
  • 「一緒にいる時間が幸せだよ」
  • 「大好きだよ」

できるだけお子様の存在そのものを大切にしていることが伝わる言葉を意識してみてください。

毎日の中で何気なく交わす言葉のひとつひとつが、少しずつお子様の自己肯定感を高める力になっていくでしょう。

未来に希望を持たせるフレーズ

不登校の期間が長くなると、「このままでいいのかな」「将来どうなるんだろう」と、先が見えなくなってしまうことがあります。

その際は未来を押しつけるのではなく、「これから先にも選択肢がある」ということをやわらかく伝えることが、お子様の心をふっと軽くするきっかけになるかもしれません。

声かけ例
  • 「今は休んでいても、〇〇らしく進める道はきっとあるよ」
  • 「今すぐじゃなくていいよ。〇〇が動きたくなるときがやってくるから」
  • 「学校だけがすべてじゃないんだよ」
  • 「少しずつでも、一緒に先のことを考えていけたらうれしいな」

急かさず、たくさんの選択肢があることを穏やかに示す声かけが、希望を持つきっかけになります。

先のことを一緒に考えてくれる存在がいるだけで、お子様は少しずつ自分の未来に目を向けられるようになるかもしれません。

避けるべきNGワード

不登校のお子様にかける言葉は、気づかぬうちに心を傷つけてしまうことがあります。

励ますつもりでも、受け取る側にはプレッシャーになったり、責められているように感じたりすることも少なくありません。

言葉には力があるため、「気持ちを軽くする言葉」だけでなく、「避けたほうがよい言葉」にも目を向けてみましょう。

避けたほうがよい声かけの例
  • 「なんで学校に行けないの?」
  • 「甘えてるだけじゃないの?」
  • 「みんな頑張ってるのにゲームばっかりして」
  • 「そろそろ学校に行かないと本当にこれからどうするの!」
  • 「このままでいいと思ってるの?」

こうした言葉は、たとえ心配や愛情から出たものであっても、本人にとっては「責められている」「理解してもらえない」という感覚を強めてしまう可能性があります。

また、正論を伝えようとするほど、親子の距離が広がることもありそうです。

まずは「今の気持ちをわかってくれた」とお子様が感じられるような言葉を心がけてみることが、関係の回復や前向きな変化につながる第一歩になるでしょう。

親の心のケアも大切

不登校の問題に直面すると、子どもに意識が向きがちですが、親自身の心のケアも大切にしましょう。

罪悪感や焦り、疲労感に押しつぶされそうになりながら毎日を過ごすことも多いでしょう。

無理を続けると、心の余裕がなくなり、子どもとの関わりにも影響が出てしまいます。

まずは自分の気持ちに目を向け、ケアすることが、結果的にお子様を支える力にもつながるのです。

罪悪感や焦りにどう向き合うか

「もっとこうしてあげればよかった」「自分のせいで子どもが不登校になったのかもしれない」といった罪悪感を感じ、自分を責めることはありませんか。

しかし、その思いが強くなり過ぎると、心身の疲れやストレスが増し、かえってお子様の支援に影響を及ぼすことがあります。

まずは「完璧な親など存在しない」という事実を受け止め、自分自身を責めすぎないことが大切です。

失敗や迷いは誰にでもあり、子どもの成長にも波があります。自分を責める代わりに、「今できることは何か」を考えてみましょう。

具体的な対処法としては、毎日数分だけでも「深呼吸をする」「好きな音楽を聴く」「簡単なストレッチをする」など、自分の心身をリセットできる時間を持つことが効果的です。

また、日記やメモ帳に気持ちを書き出すことで、頭の中のモヤモヤを整理しやすくなります。

焦りや不安が強くなったときは、すぐに解決を目指すのではなく、「今は休む時期」と割り切って心を休める時間を作ることも重要です。

心にゆとりが出ると、お子様の様子や感情の変化について、冷静に受け止められることがあるでしょう。

サポートを受ける手段(カウンセリング・親の会など)

不登校のお子様を支える中で、親御さん自身が感じる不安や孤独、焦りはとてもつらいものです。

誰にも話せずに一人で抱え込んでしまうと、心の負担はどんどん大きくなってしまいます。

そんなときには、気軽に相談できる場所や頼れる相手を見つけることが大切です。

専門家によるカウンセリングや、同じ悩みを持つ親同士が集まる親の会など、話を聞いてもらい気持ちを共有できる場はたくさんあります。

相談することは決して弱さではなく、心の負担を減らし、前に進むための力を得るための大切なステップです。

例えば、札幌市には以下のような相談窓口や支援サービスがあります。

  • 各区家庭児童相談室

18歳未満の子どもや保護者からの相談を受け付けています。家庭での養育や不登校、非行など幅広い問題に対応し、必要な支援へつなげる取り組みを行っています。

  • 札幌市若者支援総合センター(Youth+センター)

15歳から39歳までの若者を対象に進路や就職の無料相談を実施しています。学習支援や職業体験の紹介もあり、本人だけでなく保護者の相談も可能です。

  • 子どもアシストセンター(札幌市子どもの権利救済機関)

学校生活の人間関係やいじめ、家庭の困りごとなどの相談を受け付けています。秘密厳守で専門相談員が対応し、必要に応じて関係機関と連携した支援を行います。

  • 親の会・支援グループ

同じ立場の保護者同士が交流し、共感や情報交換ができる場です。悩みを分かち合うことで孤立感が和らぎ、心の支えとなります。

相談することで気持ちの整理や心の負担の軽減につながるケースもあります。気軽に問い合わせてみることも、心のケアの大切な一歩です。

なお、札幌市清田区にある「こどもデイサービスセンター なごみ」では、書道や感覚統合の活動を通して、学校に通いにくいお子様の心身の安定を支援しています。進学や将来に不安を感じているお子様や保護者の方も相談できる場所の一つとして、ご活用ください。

札幌市:子どものための相談窓口

北海道:親の会一覧

まとめ|言葉が変われば、関係が変わる

不登校のお子様にかける言葉は、心の支えとなり、自己肯定感を育てるきっかけになるでしょう。

言葉の選び方ひとつで関係は少しずつ変わることがあります。

お子様に寄り添う「言葉」を大切にし、安心できる関係を築きながら、一緒に少しずつ歩んでいけるとよいですね。

また、家の居場所として、放課後等デイサービスを利用する選択もあります。利用状況によっては出席扱いになる場合もあり、生活リズムや人との関わりを保つきっかけにもなるでしょう。

札幌市清田区里塚にある児童発達支援・放課後等デイサービス「こどもデイサービスセンター なごみ」では、発達に課題のある0歳から18歳までの児童をお預かりし、「書道・学習サポート・食育・花育・感覚統合」などを通しお子様へのサポートをおこなっています。

不安を抱えた親御さんの不安をわずかでも取り除ける場になるようサポートさせて頂きます。

施設の体験をしていただくこともできますので、お近くの方は、お気軽にお問い合わせください。

なごみの療育の様子はこちらからご覧になれます。

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